どうかしてたぜ
長い間、ずっと自分を責めて自己否定していました。
何かあると、何でも全部自分の責任、自分のせい、自分が悪いと思っていました。
それと学生の時や若い頃、なぜかよく自分についてのネガティブキャンペーンみたいなことをしていました。
普通だったら隠したいような自分の失敗談とか、悪かった成績とかを、そっせんして話したりしていました。
いかに自分がダメかを自分でよく周りにアピールして話していました。
周りは優秀で、自分の失敗なんて意地でも絶対話さないようなプライド高めな人が多い環境だったので、私はかなり異色の存在でした。
本当に自分のことをダメだと思っていたのと、人から反感を買わないための処世術と「私は自分がダメなこと知ってます。わかってます。だから言わないで」の予防線の意味もあったと思います。
私はとても間違ったことをしていたんですけどね。若い時は全然気がつかなかった。
目が覚めて冷静になって気がつくと、物事で自分だけが100%悪いなんてことはだいたいないし、真実としては自分も相手もどっちも悪い、とかもしくはどっちも悪くない、なんだと思います。
本当は誰のせいでもないんですよ。
私は自分はダメだけど、私と違って他人は素晴らしい!と無条件に思っていた時期がありました。
どんな酷いことをする人ですら、自分よりは素晴らしいと思っていました。
それだけ自己否定していて自分に自信がなかったんでしょうね。(いや、今も自信があるとは言えないですが)
これも目が覚めて冷静になって気づいてみると、私は間違っていて、おかしいダメな人間だけど、あの人は賢くて、いつも正しい!と思っていた人が、実は意外と大したことないな(コラッ 笑)とか、自分とたいして変わらないなと気づいたりとか。
いや、言い換えれば、あの人もいいけど、私もいいんです。
相手が素晴らしいというより(相手は冷静に考えると普通 笑)、いつも自分をなんでも低く見積もりすぎていたというか。
今、やっと自分のことを、等身大に普通に見ることができるようになったのかもしれません。
みんなそれぞれいいんです。
この世にダメな人間なんていないんじゃないかと思います。
長いことずっと取り憑かれたように、自分はダメだとか自分のせいだとかずっとそう思っていました。
全く、どうかしてたぜ。
この気づきが魂の成長っていうんですかね。
敏感気質があるおかげもあって、これからも自己否定に気持ちが傾いたり、弱音をはいたりして気持ちがユラユラすることがあると思います。
それでも一足飛びにはいかなくても、螺旋階段を登るように少しずつ、自己受容して、自己肯定感が育っていくと良いなと思います。
それでいいんだと思います。