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醜形恐怖症と乱視

カミングアウトと本の紹介でも書いたように、私は高校生の頃から、約10年近く、醜形恐怖症でした。



直接のきっかけはいじめでした。



醜形恐怖症は強迫症の一種であり、自分の顔が醜いと思い込み、それによって鬱症状や引きこもり、対人不安、自分の顔を鏡で日に何度も確認する、逆に自分の顔を鏡で直視できなくなるなどの症状を引き起こします。



10年の病気期間のうち、最後の方の2年くらいは自分の顔を受け入れつつあり、ほぼ治りかけてはいましたが。



私は鏡で自分の顔を病的に何度も確認してしまうタイプではなく、鏡が全く見られなくなるタイプでした。



自分の顔を鏡で見ると絶望してしまうので、鏡を徹底的に避ける生活をしていました。



うっかり鏡を見ると自分の醜さに絶望してしまい、よく号泣していました。



自殺未遂をしたり、自傷行為を繰り返していました。



その頃、朝、髪を整えるなどの身だしなみの時は、鏡で自分の顔にピントを合わせないよう、髪だけ見るようにして行っていました。



外出先でトイレに入った時も、手を洗う時は鏡を絶対に見ないようにしていました。



そんな生活が長く続きました。




そんな醜形恐怖症真っ只中のその頃、急に乱視が進みました。



もともとその前から近視があり、両親も近視が強く、私も読書好きなのもあり、遺伝的にも環境的にも近視や乱視になりやすい素因がありました。




心と体は繋がっているとよく言われますが、乱視の原因をスピリチュアル的に読み解くと



*     内面生活と社会生活にズレがある

*     自分自身や人生から目を背けたい



などの心理的要因があるそうです。本やネットからの情報ですが。


あと乱視になる人は傷つきやすく、自己肯定感が低い人が多いそうです。



確かにあの頃、私は自分の顔や人生を直視するのが怖かった。


これ以上、自分の顔や、いじめの辛い現実を見たくない、見たくないと思い続けていたら、本当に乱視が進んでいってしまったようです。




今も私は強度の近視と乱視がありますが、自分の顔も現実もあの頃より、受け入れることができています。



近視や乱視がこれから劇的に改善することはないにせよ、これ以上悪化させないように、環境要因に注意することはもちろん、自分の心にも注意を払っていこうと思います。
















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醜形恐怖症