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私的にゾッとした話 お局編

昔の職場の思い出話で、私的にゾッとした話です。




その職場にはお局さんがいて、仮にAさんとします。




Aさんは典型的なお局の性格で、自分の取り巻きと一緒に、社内で自分が気に入らない女性に対して陰湿な陰口攻撃をする女性でした。




入れ替わりの激しい職場だったので、ターゲットの女性はその時々で変わっていきました。




Aさんの陰湿ないじめによって、派遣社員の女性が突然辞めたり、新しく異動で入ってきた女性社員も人事部長の前で号泣する事件もありました。




Aさんは教科書通りのお局の性格をしていて、女性に厳しく、男性に優しい性格で、男性職員とは基本的に楽しく仲良く付き合っており、男性に対してはいじめることなく、上手くやっていました。




特に若い男性職員とおしゃべりしている時のAさんは、いつも笑顔でとても楽しそうでした。




ある時、社内でまた大掛かりな人事異動があり、社員が減ったため、新しく社員を採用して補充することになりました。




連日、エージェントと一緒に、面接のため採用候補の応募者たちが、社内に次々と訪れていました。




私はどんな人が採用されて入ってくるのかな〜と、関心を持って事の成り行きを見守っていました。




そしてある日、人事部長がやってきて、数人の応募者たちの中から、20代後半のアラサーくらいの爽やかで元気な性格の男性を採用することにしたと知らせに来ました。




私は今回採用されたその男性に心当たりがありました。




以前彼が面接に来た時に、社内で彼とすれ違ったのですが、その時、とても元気に爽やかに「こんにちは!〇〇です。よろしくお願いします!」と挨拶してくれて、とても好感を持ったので、覚えていたのです。




ああ、あの爽やかな男の子が来るのかぁ〜女子じゃなくて良かったぁ。
女子だったら絶対、Aさんのターゲットになってしまうから、男子を採用した人事部グッジョブだよ!と思いました。




あの男の子は性格も良さそうだし、若くて可愛らしく、女子受け抜群だから、絶対、Aさんのお気に入りになること間違いないよ!と内心、思いました。




ところが、人事部長が「今度入ってくる社員は〇〇君という男性に決まったから」と伝えに来た時に、Aさんはぷーっと頬を膨らませて、「えー男の子なの?女の子が良かったのにー!」と不満そうに、残念そうに言って、むくれていました。




その後もAさんは「なんで女の子じゃないの?ぶー」とブツブツ文句を言っていました。




私はその様子を陰で見ていて、ゾッとしたのです。




あんた、女子が入ってきたら絶対いじめるやん!男子の方が絶対好きやん!
人事部もAさんの女子に対するいじめをわかっているから、男子を採用したんだと思う。
それなのに女子が良いって頑なに言う理由は絶対‥‥




と、その理由を想像して震えました。





余談ですが、そういえば別の職場のお局も、女性いじめをして男性に甘い割には、「女の子!女の子がいい!」と、なぜかやたら女子推しでした。




なんか生け贄待ちみたいで怖い。




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