夏至後、インナーマザーとの決別(2)
続きです。
このインナーマザーとの決別を意識してから、実際、とても心が自由になり、軽くなりました。
長年のセルフダメ出し、セルフツッコミをやめる決心がつきました。
私は高校を卒業するまでは、ずっと親と一緒に実家で暮らしていたのですが、私は子供の頃から実家の居心地が悪く、早く家を出たくてたまりませんでした。
今考えると、あの謎の居心地の悪さは、現実の親と心の中のインナーマザーに二重で外からも内からも責められている、ダメ出しをされている居心地の悪さから逃げたかったのだと思います。
現実の親からは実家を出ることで物理的に距離を置くことができましたが、心の中のインナーマザーと距離を置くのは、この年までかなりの年月がかかってしまいました。
インナーチャイルドを癒すのは、子育てと同じ、と誰かが言っていたけど、その通りだと思います。
自分の子供を育てるように、慈しむように「今はそう思うんだね」「そう感じるのもわかるよ、いやだよね」といつも自分の感情に寄り添い、内なる自分であるインナーチャイルドに思いやり、愛情と共感を持って、仲良くすることが大事です。
そして自分とその内なる自分との関係性は、そのまま対外側との関係に投影されるのは必須なので、実際、世の中の全ての人が内なる自分と仲良くすることができたなら、世の人間関係の悩みはほぼほぼなくなると思うんです。
抑圧する感情がなくなったら、その抑圧された感情を相手に投影するような人間関係が形成されることもなくなるわけだしね。
ちなみに過去の私や世間一般的にもよくある投影パターン
例)私「人の悪口を言うのはけしからん!そういう人はレベルが低い!私は人の悪口は絶対言わないぞ!」
→職場で悪口ばかり言う人になぜか囲まれる
なぜなら自分が悪口はダメ!けしからん!と悪口を言う人をジャッジしている、自分がそれをすることを自分に禁止している、そういう感情が自分にも他人にもあっても良いと心の中で許可していないから、その抑圧された感情が周りに投影されて、悪口を言う人が引き寄せられてくる。それに悩まされる。
↑あるあるですよね。私も経験済みだし、ネットの悩み相談でも死ぬほどこの手の悩みよく見る。
自分がある感情や物事を抑圧していたり、否定していたり、自分に禁止していたりすると、それを抑圧していない人たちが集まってくるのはもう必然の法則なんです。
だから、早いこと自分にも他人にもその感情を持つことを許した方が手っ取り早い。
もちろん上記の例で言うと、実際自分も悪口を言うかどうかは別として
「悪口言いたくなる時、誰でもあるよね〜」「自分ももし悪口言いたくなったら、言ってもいいんだよね。まあ、めんどいことになるから言わんけど。言いたくなる時、自分もあるな〜」
くらいに緩く許可して、自分にもそういう感情はあることを認めて、決して強く否定したり、抑圧したり、禁止したりしないほうがいい。
自分が抑圧したもの、自分に禁止したものは必ず引き寄せられてくるから(笑)
それもあなたの一部なのだとあなたに知らせるために。
引き寄せられてほしくなければ、抑圧したり自分の中で禁止しないほうがいい。何事も。
あれもこれも全ては自分の一部なのに、私にはそんな部分はない!と、否定されたり、禁止されたり、ないことにされたり。
そんなこと自分にされたら悲しいでしょう。
自分の中の全ての感情を認める、感じることを許すことは、なんでもかんでも外にその感情を表現する、相手にぶつけることではありません。
というか、そんなことしたら人間関係が大惨事になります(笑)
相手への思いやりを持ち、TPOをわきまえつつも、心の中だけはどんな感情にも許可を出し、心の中の自由度を上げるということです。
どんな感情も自分の一部として慈しみ、認めるということです。
夏至後にインナーマザーと決別する決心がついた、心の変化があった話でした。