微妙な人でも立てる(1)
自分の特徴で、今まで言語化できなかった特徴がなんとか言語化できたので書いてみます。
例えば職場の明らかに仕事ができない上司、能力が足りてない上司とか、自分より立場は上なんだけどなんか微妙な人っているじゃないですか。
そういう人でも私は気を使ってしまうし、立てています。
こういう風に書くと、私があたかも自分は仕事ができると思っているとか、偉そうに見えてしまうかもしれませんが、仕事の出来とはあくまで主観と相対的なものなので、逆に私も過去に誰かに微妙と思われていたことはあったし、あくまで自分や周りの人とその上司を比較して、この関係性、このコミュニティにおいては微妙な出来の人だった、というのを断った上で話を進めますね。
で、職場なんだから、どんな上司であろうと気を使ったり立てたりするのは当たり前だろ!普通のことだろ、と思われると思いますが、この弱肉強食のサバンナみたいなシャバにおいては意外とそうでもなかったりするんですよ。
昔、新卒で入った会社で、今風に言うと私は上司ガチャに外れてしまい、責任感が薄く、仕事の能力的にも微妙な上司に当たってしまったんです。
ちなみにこの記事↓に書いた、怖い客が来たら机の下に隠れてしまう上司のことです(笑)
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で、私も新人だったし、右も左もわからない中、その上司の頼りなさ具合に不満は持ちつつも、その上司に気を使い、立てながら仕事をしていたのですが、私が2年目になった時にスーパー新人が入ってきたんです。
その子は新人ながらとても仕事ができる子だったのですが、仕事に慣れてくるとあからさまにその上司に対してちょっと馬鹿にしているような態度を微妙に出していたんです。
本人は一応、隠しているつもりだったのかもしれないけど、全然態度でばれていました。
その新人は上司に対して明らかに失望していて、「あの人(上司)のことはもうほっといて、橙さん、私たちだけでやりましょう」みたいな雰囲気でした。
その子からすると、例え上司であろうが仕事ができない人、足を引っ張る人は見切るという合理的で賢い子だったのかもしれませんが、私はなんでだろう、こういう微妙な上司でも立ててしまうんですよね。昭和の縦社会の価値観に馴染んでいるのもあるからかも。
例えば、巷で噂のYahooニュースとかでよく話題になる、“仕事しないおじさん”(笑)みたいな、仕事中であろうが堂々とネットゲームをしていて、やる気もプライドもない開き直っているようなタイプだったら、むしろ清々しいし、逆に気を使わなくて済むんですけど(ほっとけばいいので)、能力は足りてないけどプライドはまだ捨ててないみたいなタイプだと、私は他人のプライドに異様に敏感なところがあるので、その相手の自尊心とかプライドに引っ張られてしまい、そういう人に対してはやっぱり気を使ったり、立ててしまいます。
続きます。