配慮しすぎ、監視されている問題(1)
私は配慮しすぎる性格で、それは子供の頃からなのでどうしてもこうなってしまったのかはもはやわかりません。
コミュニケーションは基本的に相手を立てて、相手のプライドに十分配慮し、どんな相手でもとにかく相手を否定せずに共感的な会話をするスタンスです。
とにかく相手が不快な気分にならないように、人を悪い気にさせないことに命をかけているようなところがあります。
頭をフル回転させて相手のプライドを傷つけない言い回しを常に心がげています。
なので、ものの言い方がかなり婉曲的になり、逆に何が言いたいかわからない、相手に真意が伝わりづらい、みたいな感じになることもしばしばです。
京都人じゃないけど、夫から京都っぽい性格と言われます(京都の方ごめんなさい🙇♂️)
あと私は異常に警戒心が強い性格で、普通は例えばちょっと気を抜いた時に素が出てしまうって誰でもあると思うんですけど、私の場合、例え誰も見ていなくても、自分を演じ切るところがあって、絶対に尻尾は出さない性格です。
これは多分過去のいじめの影響で、私の思い込みなどではなく実際に、常に監視され粘着されているような状況に長くいたことがあるので、自分の一挙手一投足にアラがないように、ツッコミどころがないように完璧に振る舞わなければいけない時期を長く過ごしたことに原因があると思います。
何か常に誰かに監視されている、見張られている、みたいな妄想が抜けなくて、基本的に外では自分の会話は常に誰かに聞かれていることを想定して、当たり障りのない、無難な会話を心がけています。
例えば、夫と飲食店に入ったとして、私は例えどんな食事だったとしても、内心、イマイチな味だな〜と思ったとしても、その場では「美味しいね」と必ず言います。
調理人さんや店員さんに聞かれているかもしれないからです。
というか、もし自分が店員さんだったら間違いなく、客の会話は絶対耳に入ってくるタイプなので。
別に聞き耳立てて聞いてやろうという意思はないのだけれど、私は地獄耳なところがあるので、聞きたくなくてもそういう会話が耳に入ってきやすいのです。
なので自分自身も聞かれてもいいような会話しかしません。
夫はそういうところに無頓着で、もちろん聞こえるような大声で言ったりはしないけれども「何これしょっぱ〜」「なんか気持ち悪い味〜」とか平気でいうのでヒヤヒヤします。
私が「聞こえるからやめなよ」と言っても、一応、夫は小声で言ってるつもりなので、「聞こえてないよ〜。神経質だなぁ」と言われてしまいます。
いや、私がもし店員さんだったら、いくら小さい声でも聞こえてるな、たとえ内容は聞き取れなくても何かあまり良くないことを言ってる雰囲気は感じ取るな、と思うのですが夫からは考えすぎと言われます。
仮に店員さんには聞こえてなくても、他のお客さんが聞いたら嫌な気持ちになるじゃないですか。
私の場合は、食事が終わって会計を済ませて、店を出て車に乗って、周りに完全に誰もいなくなってから「さっきの美味しかったけどちょっと味が濃かったね」と本音を言うようにしてます。
私はこうやってとても警戒心が強く、抜かりないのです。
続きます。