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外側は体裁保っていても内側はボロボロ

前回の記事(非戦闘民族の生き方(1)非戦闘民族の生き方(2))の補足のような記事になります。





去年、カウンセリングしてもらったあるセラピストさんから言われたことです。





「橙さんは、外側の社会的仮面を被っている人格の方は、自信もあるし、そつなく社会とも関わることができて、問題なく成功している。だけど内側の人格である女性性の部分であるインナーチャイルドの橙さんは、かなり傷ついていてボロボロの状態になっている。

橙さんの内側のもう一つの人格である男性性の人格が、ナイトのようにインナーチャイルド(内なる女性性の方の人格)を守らないといけない。今の状態を見ると、橙さんの内なる男性性の人格がインナーチャイルドを守っていない」





いや、わかりますわ。これ。私を城に例えると、外側はしっかりした作りで立派な頑丈そうな城に見えるのに、城の中に入ると護衛の兵もおらず、内側は侵略されてボロボロに荒廃してるみたいな感じです。





もうちょっとわかりやすく説明すると、社会的な場面での私と言うか、普段、人と接している時の私は、何も悩みがなさそうな明るく能天気な感じの人間で、情緒が安定しており、いつも落ち着いていて、割としっかりしているように見られやすく、満たされていて幸せそうな、成熟している大人の人間に見られます。とりあえず、何も問題なさそうに見られます。





でもそれは社会的な仮面を被っている、あくまで外側の姿であり、内側の女性性の人格であるインナーチャイルドは心がボロボロに傷ついていて、孤独を抱えています。





私の内側には女性性の人格であるこのインナーチャイルドの他に、もう一人、男性性の人格が存在していて(この二つの人格はどんな人の中にもいます)、本来、この男性性の人格がインナーチャイルド(女性性の人格)を、姫を守るナイトのように、いつも愛情を注いで守っている必要があるのに、私の場合、このナイトが機能していないそうです。





セラピストさん曰く、「あなたのナイトは姫を守るのをサボっているというより、守るというそんな概念があること自体、知らないという感じ」だそう😱





これは私自身も心当たりがあって、私は元々「自分を守る」という、人は誰でも生まれながら本能的に装備されてるはずの機能が装備されずにこの世に出荷されてしまった欠陥製品みたいな感じで、「自分を守るって?何それ美味しいの?」状態なんですよ、マジで。





考えてみたら、生まれてこの方、いつも他人にされるがまま、やられるがままで、他人に対して、何かを言い返したり、やり返したり、反撃したりした経験が限りなくゼロに等しい。





もちろん完全にゼロとは言わないけど、他の人に比べたらそれでも限りなくゼロに近いと思う。




で、こういう人間は自分以外に今までマジで見たことがない。あなたもそんな人間見たことないでしょ?




一見、どんなに普段気が弱そうに見える人でも、ピンチになったら、反撃したり、言い返したりしてたもの。




ピンチの時でもやられっぱなしの人間なんて今まで生きてて、私しか見たことない。





私、本当にマジで「自分を守る」という脳の機能が欠損してるんじゃないかと思う。おかしいもんホントに。





逆に小さい頃、自分を守るのに必死みたいな子を見ると「この子何でこんなに自分を守るのに必死なの??」と脳内が?だらけになっていました。だいぶ私の頭、イカれてると思う。





と、言っても多分、生きるか死ぬかの生死がかかった状態になったとしたら、私は超ビビリだから何ふり構わず誰よりも一目散に逃げ出すタイプだと思う。しかも自分が助かりたいあまり、我先にと言わんばかりに、人を押し除けてでも逃げるタイプだと思う(笑)





でも流石に生死がかかるような場面は、日本においては滅多にないからね〜。





だから私の場合、自分を守るために逃げ足だけは早いから、〝自分を守る機能″が装備されていないと言うより、〝人と戦う機能″が装備されていない、と言う方が正しいのかなぁ🤔





話を戻して、なのでセラピストさん曰く、「インナーチャイルドを守る、あなたの中の男性性の人格を育てる必要がある」と言われました。





確かにね〜。私今までよくこれで生きてきたなと本当に思う。満身創痍だけどね。無抵抗主義なので、法が機能していて、治安が良い日本じゃなければ、とっくに殺されてたかもしれない。





まとめると、他人から自分がどう扱われるかは、自分が自分のことをどう扱っているかにかかっているのです。





私の場合、インナーチャイルドを守るべき私の男性性の人格が、その警備を放棄しているんだから、外側からの私の扱われ方は言わずもがな。





私の男性性の人格が、内なるインナーチャイルドを姫を守るナイトようにいつも守って、愛情を注いでいれば、外側からの扱われ方も自然とそのようになり、攻撃的な人間関係が形成されることも徐々になくなっていくだろうと思われます。





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