不思議な世界へ現実逃避していた頃
何度もこのブログのネタにしていますが、私は小さい頃から精神世界の住人でした。
私が小学生の頃は今で言うスピリチュアルというものはまだなくて、オカルト、心霊、UFO、UMAなどがテレビなどでよく特番を組まれていました。
あの頃、超常現象肯定派vs否定派みたいな対決番組もよくありました。大槻教授、よく怒ってたよね(笑)
私はこれらのオカルト系番組を見るのが好きで、特に好きだったのが、UFO、宇宙人関連の番組です。
多分、あの頃のUFOや宇宙人を捉えた映像や写真のほとんどは、ガセだったんだと思うけど、私はこういう世界、本当にあったらいいなぁ、と真剣に見ていましたね。
内向型HSPで極度に内気で、子供の頃からかなり気が弱くて神経過敏だった私は、その大人しくて弱々しい性格を、昭和でマッチョな価値観の親や周りから否定されたり、責められることが多く、すでに保育園の頃から生きづらさを感じて生きてきたんですけど、UFOや宇宙人という存在は、こんな私を一時でも違う世界に現実逃避させてくれる存在でした。
UFOや宇宙人、こういう存在が本当にいたらどんな感じなんだろう、どんなに不思議で楽しいんだろう、私をどこか遠くへ連れて行ってほしい、と色々妄想を膨らませている時だけは現実の嫌なことを忘れられました。
私はそんなに霊感はないですけど、霊感が強いというあるYouTuberの人は、子供の頃の環境がとても過酷で、子供の頃、悲惨な現実から目を背けるため、現実逃避のために霊や妖精などの不思議な存在と話すようになって、いつのまにか霊感が強くなった、という話をしていました。
子供の頃が幸せだったら、自分は多分、こういう不思議な力を持つことはなかったと思う、霊感は現実逃避と紙一重だ、みたいな話をされていました。
私はこの方ほど過酷な子供時代ではなかったにせよ、子供の頃、オカルト、心霊、UFOの類にかなりのめり込んでいたのは確かに、私も現実逃避でした。
そのあと、思春期になって、私は心の病気になり、精神科通いの日々を送るようになるのですが、処方された抗精神病薬、SSRI、睡眠薬ではどうにも辛い現実が変わるわけもなく、私は魔術から潜在意識、前世療法、心理学、精神医学、宗教などの本を読み漁り、なんとかこの辛い現実を変えられないかと奔走するようになります。
最近、”スピリチュアルを量子力学で解明する”というのが流行っていますが、それ関連の話をすると、私が高校生の頃にすでにあの世や不思議な世界を科学的に解明する本や、物理学で解明する本はもう存在していて、科学出身の人たちが記述したそういう本も私はよく読んでいました。
実は今でも一部、それ関連の書籍は捨てずに手元にあるので、細かい内容はもう忘れてしまったんですけど、また読み返していつかレビューでも書こうかな。
私は思春期の頃、自殺願望があったので、「死んでもあの世があって、死んだらチャラじゃないというのは本当だろうか。あの世が科学的に証明されているのなら自殺を諦めよう、死んでも無じゃない、自殺してこの世から逃げた後始末を、死んだ後にしなきゃならないなんて怖すぎるから、ちゃんと調べてから死のう」という動機で、そういう科学的な本も読み出したのですが、あっさり科学的に物理学的に、あの世があることが証明されていて、私は自殺を諦めました。
私は学校でその頃、物理学を選択していましたが、今、その本の内容を説明しろと言われても難解すぎて、できません😅ただ、あの世は物理学的にも本当に存在するというのはわかりました。
話を戻して、私にとってスピリチュアルや精神世界、不思議な世界というのはある種の現実逃避のためのものだったな、と思います。
だけど、それが何か?とも思っているのです。あの頃の私に、確かに必要なものだったのです。