人間関係のトラブルの原因は愛着の問題からくる
5〜6年くらい前、とあるアダルトチルドレンの集まりに参加したことがあります。
その会は講師の人がアダルトチルドレンについての講義をしてくれる会だったのですが(アダルトチルドレンをどう克服していくかみたいな講義)、その講義の間、参加者同士でちょっとしたトラブルが起こりました。
参加者の一人が講師の人に対して「それってどういうこと?」とか「これはこうなの?」(タメ語で)など講義中に、空気を読まずにいちいち質問や、講義に関係ない話までも講師の人にしまくるので、その都度話の腰が折られてしまい、講師の人の講義が一向に進まない事態になってしまっていました。
しばらく私や他の参加者たちは黙ってその様子を見守っていたのですが、あるもう一人の参加者が、いちいち講師の話の腰を折るその参加者に対して「ねえ、いい加減にしてくれない?あなたのせいで全然、講義が進まないんだけど!」と言い出して、そこで二人がちょっとした言い合いになりました。
講師の人はそのトラブルにちゃんと対応するというよりは、戸惑っている感じでした。
その時、私はその状態を見て、黙って見ている私、オロオロしている講師、言い合いしているその二人、他の参加者含め、みんな心の傷が深そうだな‥と感じたんですよね。
人間関係のトラブルは大抵、愛着の問題からきていると言われています。
講師の注目を集めて講師を独占したい参加者、キツい言い方でそれを注意をする参加者、怖くて何も言えず二人に圧倒されている私、適切に注意できない講師、たぶん他の参加者たちも反応の仕方はそれぞれ違うけど、それぞれ抱えた愛着障害の表現スタイルで反応しているのだな、と感じました。
話は変わりますが、こういった一般の人間関係にとどまらず、恋愛や結婚もモロに自分の愛着の問題、歪みに気づき、自分の愛着の問題と向き合うためのものだなとしみじみ実感しています。
特にオチはありませんが、ふと思い出した昔のとある体験から感じたことを書いてみました。