内向型女、学校で暴力のターゲットになりやすかった話(1)
私の小中学校時代の時の話なのですが、学校での暴力というと、男子児童間での喧嘩やいじめとして起こるイメージだと思いますが、実は私は男子生徒から殴ったり、蹴ったりされやすい女子児童でした。
学校の中で最も弱者と言えば、大人である教師よりも子供である生徒。男子児童よりも肉体的に弱い女子児童。女子児童の中でも、私のような大人しい内向型のHSP女子児童というのは、学校の中でも最弱者と言えるのではないでしょうか。
動物の食物連鎖で言うと、肉食動物に捕食される草食動物であり、草食動物の中でもある程度、肉食動物とも戦えそうな、象などの大型ではなく、かなり小型の草食動物の類の方で、食物連鎖でも一番下のヒエラルキーに存在するのが内向型HSP女子と言えるでしょう。
世間であまり語られることはないですが、内向型女子児童は学校の中でも最弱者として、暴力被害に遭いやすいのではないか、私以外にもこういう経験をした人がいるのでは?と思い、書いてみました。
学校という社会の中でも、しっかりと弱肉強食が働いていたという話です。2部構成になっています。
暴力事件簿① 不良と子分の話
私は小さい頃から大人しく、図書館で静かに本を読んでいるような暗めの生徒でした。
友達は少ないけれど、いました。
小学校4年生になった時、急にクラスの男子児童2人から叩かれたり、蹴られたりするようになりました。
1人は不良っぽいボス格の男子で(その子のあだ名も”不良″だった)、もう1人は大人しく、その不良の子分みたいな男子でした。
子分は直接私に手を下してくることは、あまりありませんでしたが、ボスから「叩け」とか「やれ」と命令が下されると渋々、私に手を出してくるという感じで、本当は暴力をしたくないけどボスに逆らえずに渋々、やっているという感じでした。
暴力を受けるようになったきっかけは、全く心当たりはなく、気がついたら始まっていたという感じでした。
私は男子と互角にやりあえるような、お転婆で気の強い、男勝りな女子児童ではなかったので(むしろ真逆)、反撃などは全くできず、ただただ叩かれたり蹴られたりしているのを、ヘラヘラしながら逃げたり(こういう時でもヘタレすぎてヘラヘラしてしまうのが癖)、ただただ耐えるみたいな感じでした。
人前で“泣く“ということは、ある種の自己主張であり、ある程度の気の強さがないと、できないと私は思っているのですが、私はガチで気が弱い児童だったので、泣いて周りにアピールしたり、抵抗する勇気もなく、ただただ黙って耐えたり、逃げたりしていました。
毎日、毎日、意味もなく叩かれたり蹴られたりするので、学校に行きたくなくていつも憂鬱でした。
自殺が頭によぎった時もありました。
学校に行きたくなくても、昭和な価値観の時代なので、親も不登校なんてそんなことは絶対に許さないし、このことを親に相談したかしなかったのかは、詳しくは忘れましたが、もし相談しても、子供を守ろうというタイプの両親ではないので(お前が大人しいのが悪い。お前が強くなれというタイプ)、全く無意味で、ただただ1人で耐えていました。
友達はいましたが、その子もその男子たちに注意できるような子ではありませんでした。
男性の担任教師は、典型的に「外向型が正義、明るく元気な子が好き」という教師の典型的なタイプだったので、多分大人しい暗い生徒の私のことは眼中にないか、嫌いだったと思います。教師って外向型礼賛思考が強くて、マジで大人しい内向型の生徒のこと嫌いな人多いよね(^_^;)今でもそういう傾向なのかな?
その担任は男子児童2人から私への暴力は把握していましたが「はっはっはお前も腕白だなー。大概にしとけよ」くらいな感じで、全く問題としてはくれませんでした。
続きます。