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霊的向上への道「パスワーク」のレビュー

Amazonのおすすめに出てきて、レビューもなかなか良く、気になったので購入してみました。ざっと読んだので、かなり適当ですが、感想を書いてみました。




  




この本はスピリチュアルの本質的なことが書かれており、魂の霊的向上、成長のための方法を記した本です。



スピリチュアルにかなり詳しい人なら、言ってることは大体わかりますが、スピリチュアルに馴染みがない人だと、なんのこっちゃワケワカメな本だと思います。






以下、本の中で印象に残った箇所をピックアップしてみました。





スピリチュアルに詳しい人なら知っていることですが、例えば何か自分の周りに問題と思われることが起きた時に、霊的に未熟な人は、その問題を自分以外の他人や、周りの環境などの外側の要因のせいにする。





霊的に進化した段階では、周りの外側の出来事は全て自分の内側の反映であることを悟る、という内容の箇所がありましたが、私の場合、全て自分の内側の問題であるということは理解できており、あまり周りの人や環境のせいにはしていないつもり(100%は実践できていない 笑)ですけど、今度は自分の中に原因を探りすぎてしまうことで、自分責めや、自分に責任を負いすぎてしまったりしやすいので、他人や周りの環境のせいにすることなく、かといって自分を責めすぎることなく、バランスよく俯瞰的に知覚するっていうのが実際、難しいんだよな〜と思いました。





他責や自責もどちらも極端なので、やったらダメなんです。





今までの経験上、外側は全て自分の内側の反映なのだから、自分のこだわりや思い込み、思考を手放したり、自己受容などをしながら、自分の内側を整えることで、外側の問題が実際に改善したこともあったけど、改善しなかったこともあり、自分の内側を整えたところで、毎回うまくいくわけでもなく、精度は100%ではなく、ばらつきがあり、微妙なところという印象です。




私の場合、うまくいって欲しい、とか解決して欲しい、私が変われば、私が内側を整えれば上手くいくはず!とかの外側の状況をどうしても自分が変わることでコントロールしたいという願望があるので、そもそも、そういうコントロールを手放す必要もあるのだとは思うけど、私の魂の成長はまだまだ道半ばで、言うは易しという感じで難しいですね。






あと「人間関係の中で、その中で一番霊的に進化した人が主導権を握る、というか握るべき」みたいな箇所があって、これはなんとなくわかるなーと思いました。




他人のせい、とか環境が悪い、とか言っているうちは、自分の人生の主導権はいつまで経っても握れずに、いつも周りの人や、環境に振り回される人生を送ってしまう。





別に相手より、自分の方が霊的に進化していると言いたいわけではないけれど、今までの人間関係の中で、何か問題が起こると、これは私の内側を整えることで、この問題を突破できそうだな、と感じることが多かったです。実際、突破できた成功体験も多々ある。




というか、これは言い換えれば、自分がこの関係の中で主導権を握っているということとも言えます。相手のせい、周りのせいと思っているうちは、主導権は握れないのです。





でも、さっきの精度の話になってしまうけれど、自分を整えることで解決することもあれば、解決に至らなかったこともあり、そこが難しい。




そもそも解決しようと思わなくてもいいのかも。私はそのことを学ぶ必要があるのかもしれません。






あとこの本に「感情の成長なくして、霊的な向上はない」ということが書かれていました。





昨今、論理的思考ばかりが崇められて、感情より論理性がさも上のように言われていることが多くて、論理思考どや!とか、はい論破!みたいな、そういう風潮になんか疑問を感じていたんですけど、この本を読んで、私のモヤモヤの原因がわかりました。もちろん論理思考も大事ですけど、それと同じくらい感情も大事だということです。





現代は感情の重要性が軽視されて、感情が置き去りにされたり、抑圧されたことにより、心の中に傷ついたインナーチャイルドを抱えている人が多く、そのことによって人間関係や病気などの諸々な問題を抱えている人が多いと感じていますが、この本は感情の成長の重要性についても説かれています。







この本は翻訳本であり、全体的に表現など固い文調で書かれており、決してポップで読みやすい本ではないですが、この世の真理というか、本質的なことが書かれているため、かなり深遠で読み応えがある内容となっています。




スピリチュアルを極めたい人や、ヒーラーやセラピストなどを目指す人には、スピリチュアルの教科書的な感じで、おすすめな本です。



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