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高校時代の友達

いつからか進む道が違って、疎遠になってしまいましたが、数少ない高校時代の友達のことを記します。



高校時代、同じ学校でクラスは違いますが仲良くなって、友達になった子がいました。


私はバスと電車通学だったのですが、その子も同じバスと電車で、一緒になるうちに自然と仲良くなりました。


その子は大きな声でよく笑って、とっても明るくて本当に太陽みたいな子でした。



前にも書きましたが、私は高校時代、ずっと自殺願望を抱えていたのですが、その子を見るといつもホッとした気持ちになって、そばにいるだけで安心感をもらっていました。


クラスは違うので、日中は一緒にいませんでしたが、心がつぶれそうな毎日の中で、学校にも家庭にも居場所はありませんでしたが、その子が私の唯一の居場所でした。



私の自殺願望を告白した時に、日が暮れて辺りが暗くなっても、その子の家の近くの公園でずっと私の手を取りながら話を聞いてくれました。



その子の大きな笑い声は、私の暗い気持ちを吹き飛ばすような、陽のエネルギーで溢れていました。


その子の声は大きめでよく通る声で、笑い声も「あはははっ」て豪快な笑い方で、底抜けに明るい感じでした。



いつもそばにいるだけで心が軽くなりました。



最近、エネルギーヴァンパイアという言葉がありますが、今、考えると私はその子の陽エネルギーを吸ってなんとか毎日を生き延びる、エネルギーヴァンパイアだったかもしれません。



私は彼女からエネルギーをもらってばかりで、自分からは何もあげられませんでした。



その子はカラオケに行ってもプロ並みに上手くて、腹の底から声を出すいわゆる腹式呼吸がしっかりできている歌い方でした。



今、考えると彼女はグラウディングがすごくしっかりした子でした。



高校時代って思春期でもあるので、私ほどじゃなくても色々、グラグラしてて精神が不安定でグラウディングができてない子が多い中、その子の心はブレが一切なくていつも安定していました。




その後、高校を卒業して別々の進路になって、私もその後、色々とあり自然と会う回数が減って行きました。



最後に会ったのは、お互いが20代後半の頃くらいでした。



今でも時々その子を思い出すと、感謝の気持ちでいっぱいになります。



ずっと私を支えてくれてありがとう。



〇〇ちゃんが、いつまでも幸せでありますように。







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