リズ・ブルボー「五つの傷」のレビュー
最近、色々なブロガーさんや、YouTuberの方が、この「五つの傷」をお勧めしているのを、よく見かけます。
前から、この本の存在は知っていたのですが、最近、特にお勧めしている方が多いので、私も影響されて、Kindleで購入して、早速、読んで見ました。
かなりザックリとした感想になりますが、よかったらお読みください。ザックリし過ぎて、色々、細かいところが、実際の本の内容と違っていたら、そこはすみません。私もまだ一通り、読んだだけなので。かなり、奥深い内容なので、何回も読み返したい本ではありますね。
本の内容として、まず人が抱える心の傷は、五つある。人は誕生して育つ過程で、五つの中のどれかの傷を抱える。一つの傷だけではなく、複数抱える場合もあり、そこは人による。
そして、その傷を感じないようにするために、人は五つの傷にそれぞれ対応する、五つの仮面を被る。例えを一つあげると、「拒絶による傷」を持っている人は「逃避する人」の仮面を被る。
そして、その傷を抱えている人は、それぞれ特徴的な体型や癖、かかりやすい病気、性格傾向がある。だから、体つきを見れば、その人がどんな傷を持っているかがわかる。
以上が、ザックリした本の内容です。本の後半には、それぞれの傷の癒し方も記載されています。
五つの傷は、どれも親から受けた傷になります。しかし、私たちは決して、親から一方的に傷つけられた被害者なのではなく、人はその傷を体験させてくれる親の元に生まれてくる、つまり、自分でその傷を与えてくれる親をわざわざ選んで生まれてくるということ。
その傷を受けることによって、魂の学びやカルマを解消するため、その体験をさせてくれる親のところに生まれてくるということです。なので、自分の学び、カルマ解消のために、あえて親に自分を傷つけさせているともいえます。
そして、その傷を感じなくするために、私たちは生きる過程で、仮面を被りますが、目指すべき目標は、「この傷を癒やし、仮面のない本来の自分に還ること」これにつきるのです。
本書の中で「私たちは、変わらなければならないのではなく、癒されなければならないのです」と、書いてありました。
私も、ウン10年、今まで生きてきた過程で、この言葉の意味がとてもよくわかります。
この傷を癒やしてこそ、本来の自分として生きることができる。私たちが何をおいても、取り組まないといけないことは、私たちの人生全般に大きな影響を与えている、この傷を癒やすこと。本来の自分として生きるために、癒やされることなんだと思います。
なんか、かなりザックリした感想ですが、生きることの真髄のようなことが書いてある本だなと思いました。私の中には、どんなインナーチャイルドがいて、私がこれからどうやって、自分のそのインナーチャイルドを癒していけば良いか、わかったような気がします。
あと、自分だけでなく、人の体型や、座り方の癖などを見ても、あ、あの人はこの体型だから、多分、この傷を抱えていて、この性格(仮面)なんだな、と推測することもできます。
私も、この本を読んで、自分にドンピシャの傷を発見しました。ちなみに、私の場合は、「拒絶による傷」と「不正による傷」を抱えていました。傷の癒し方なども書いてあるので、皆さんもよかったら読んでみてください。