亡くなった人との再会（3）

続きです。

死んでからも私を覚えていてくれたこと、これくらいの関係性しかない私にわざわざ会いに来てくれたこと、20年越しに自分の気持ちを伝えてきてくれたことに、嬉しい気持ちと感謝の気持ちで心がいっぱいになって、とても暖かい気持ちになりました。

あの頃の私は、かなり心を病んでいて、毎日、押し潰されそうな気持ちでいっぱいで、生きているのが辛かった。だけど、あの頃、私をそっと遠くから見てくれていた彼の存在があった。あの頃、私を肯定してくれている存在がいたんだな、私も生きていてよかったんだな、そんな気持ちになれました。

あの頃、こうやって私を肯定してくれている存在があったのに、私は自分自身を否定し、そして私を否定する、私を攻撃する人ばかりに目を奪われていたんだな、と。

このミディアムシップで彼と再会したことにより、私は亡くなった、明るかった彼から、応援、エールというか、生きる元気みたいなものをもらえました。私も頑張らなくっちゃ！私は私でいいんだな。そんな希望に似た気持ちがわいてきました。

大人になった今でも、記憶の片隅に彼のことがなんとはなしにあって、時々、ふと彼のことを思い出すことがある、と言ったら、自分を思い出してくれることがとても嬉しいと彼は言っているとのことでした。

彼からミディアムを通して、私に最後にくれたメッセージは

「これから自分のやりたいこと、いっぱいできるよ」

でした。

彼は短い生涯だったけど、精一杯、全力で楽しんで生きたんだろうなと思います。

ありがとう。私もあなたのように、精一杯、楽しんで生きるよ。会いに来てくれてありがとう。本当にありがとうね。